自己破産のデメリットは後の生活にも及ぶ

財産の大半を失う自己破産ですが、デメリットはこれだけに留まりません。自己破産をした後の生活にも、多大な影響を与えます。もちろん財産を一通り失うので、家や車といった生活に必要な物もなくなってしまい、それらをまずどうにかするところからスタートする事になりますが、たとえ実家に身を寄せても、その後の生活は決して楽ではありません。

まず、自己破産後には、いくつかの制限が設けられるというデメリットが発生します。例えば、破産者に財産があり、管財人が選任される管財事件として扱われる場合には、引越しをするにしても、また、長期の旅行を行うにしても、逐一裁判所に許可を求める必要があります。許可を求めた場合にはすぐに認めてもらえるケースがほとんどですが、こうした手間は破産手続きが完了するまで続きます。

また、当分の間はクレジットカードの作成やローンの申込みが難しくなります。自己破産者はブラックリストに名前が載るので、それが消えない間は新たな借金はもちろんの事、カードでの支払いや分割払いができなくなってしまうのです。買い物をする上では、かなり苦労することになるでしょう。

これに加え、最も厄介なのは職業の制限です。自己破産をした場合、破産手続きを開始してから免責許可が下りるまでの間、職業や資格が制限されてしまいます。弁護士や税理士、警備員、建設業者、株式会社の会社役員など、様々な職業が該当します。期間はわずか数ヶ月ですが、これが致命的となります。多くの場合、その職を辞する事になり、次の仕事を探さなくてはならなくなります。これは大変なデメリットです。

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